主旨
都市・まちづくりについては、社会構造の変化、少子高齢化、大災害対策などにより、常に改変を求められるものであります。また、その目的も成果も多種多様であり、単にそこに存在する人々の「活性化」や「賑わい」だけが求められるものではなく、環境改善への貢献、歴史的意義やサステナブル都市としての要求等も常に求められる非常に有機的で難解な研究領域であります。こうした領域に取り組む学生の育成を図る目的で、自ら問題意識を見出した課題において、グループで取り組み、共に創り上げた力ある作品を募集し、学生達が生み出した景観や創造価値と作品に込められた熱意を評価し、また、他学との交流を通じて、さらに視野を広げてもらうことを期待します。加えて、一般の方にも公開し、都市・まちづくりに対する理解、関心を深めます。
課題
「働」
皆働 、協働、実働、就働、労働、自働、稼働、働き働く。人間は元々役割分担をしっかりして生きてきました。農耕、狩り、政治、など一人一人役割を持って、人類が生き続けるために力を尽くす。これが人間として基本の生き方であるため、「社会の中で役割を持つ=働く」ということになります。現代は仕事が複雑になり役割が曖昧になっていますが、結果的にはどれもより社会の発展、人類の発展のために役割を持って力を尽くしているのです。 都市計画における「○働」「働き」をどのような観点から思考するのか期待します。また、計画の範囲の規模については、これも自らの判断に問いますが、原則、建築物および周辺の空間計画(環境的要素を取り入れた)を含めたものとします。
都市・まちづくり実行委員会(敬称略)(予定)
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